二胡奏者・太田久遠websiteHOME >

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 ●CITESの取り方

CITES

 二胡にはニシキヘビの革が使われています。ニシキヘビはワシントン条約に指定されており、二胡を中国から持って帰るには、CITES(ワシントン条約関係の証明書)を申請し、取得しなければなりません。しかし、その申請法は2005年の6月から変更になり、非常にややこしくなったので、詳しい解説を乗せたいと思います。
 日本の税関は厳しく、二胡を持っていると「二胡ですか?」とすぐに聞かれるので、必ずCITESを取りましょう^^

その後またちょこちょこ変更があったので2009年1月修正


CITES申請条件

 CITESを取る簡単な流れはというと、まず北京の「瀕危物種出口管理局」へ、以下の書類を送、、だったのですが、
2009年現在は直接各地の林業局へ持っていけばOKとなりました。そのぶん物分りの悪い担当員だと(担当員は一人しかいなかったりする)非常に難しくなりました。。。


~持って行くもの~

  1. 手書き申請証
  2. 出口証明書
  3. ニシキ蛇の産地証明
  4. 国家のレシートコピー
  5. パスポートコピー
  6. 二胡収蔵証コピー
  7. 収蔵番号の刻まれた二胡

産地証明とレシートはお店にもらいましょう。
レシートの名前が持って出る人の名前と違うと、関係を証明する書類を求められたりします。これは天津の担当員が悪いだけかも。

二胡一本につき200元を取られます。


手書き申請書
 「私 パスポートナンバー何々は収蔵証番号何番、何番、何番、の演奏用練習用二胡を、何々に使うために、何月何日日本へ持って帰ります。」といった事を中国語で書いてはんこ押して送りましょう

出口証明書
 証明書
 この証明書をダウンロードし、記入し、印刷して送りましょう。発貨人住所などは中国語と英語で書く事をわすれずに。以下わかりづらい記入欄

  • 物品名称:Python morulus bivittatus
  • 貨物類別:二胡
  • 海関番号:9202100019
  • 公約級別:二
  • 我国保護:一
  • 目的:P
  • 来源:W
  • 原産地:中国
このように書きましょう。

ニシキ蛇の産地
 楽器店に言って書いてもらい、はんこを押してもらいましょう。

国家のレシート
 中国はレシートが何種類かあり、無料の簡単なレシート、定価の5%前後の手数料がかかる正式っぽいレシート、定価の10%の手数料がかかる国家正式のレシートのようになっているので、必ず全国統一の国家正式のレシートを貰いましょう。

二胡収蔵証
 二胡収蔵証は、新しく加わった法律で、中国国内での使用、輸出入に関わらずすべての新しい二胡につけなければならない番号つきカードです。無ければ言って付けてもらいましょう。


「国家瀕危物種出口事務室受理送達室」
100714
北京市東城区和平里東街18号3号楼230室
TEL 010-84238896
FAX 010-84238897
中国CITESホームページ

 ●二胡について

二胡について

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 二胡は、数ある胡琴類の中の一つで、一番の基本とも言える楽器です。その他、京劇の京胡、広東地方の高胡、椰子で出来た椰子胡、弦が4本の四胡、革の代わりに板が張ってある板胡等があります。
 二胡という楽器は、紫檀、黒檀、紅木などの密度の濃い木材で作られます。ニシキヘビの革を張った直径12cm強の筒状の太鼓に、上半身程の高さの棹を差し、金属の弦を2本張ったという簡単な作りです。弓は馬の尻尾の毛でできていて、2本の弦の間に挟まっているのが特徴です。東洋のバイオリンとも呼ばれ、バイオリンの澄んだ音に比べて、人の声に近い音がします。
 中国民族楽器界でも一番人気のソロ楽器として古くから親しまれてきた楽器で、その甘くて広大な音色は圧倒的な存在感と輝きを持っています。

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二胡の歴史
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 二胡の「胡」とは、モンゴルなど北方民族の総称でした。胡の楽器すべてを胡琴と言っていたのが、現在は弓弦楽器の総称として使われています。
 中国の民族楽器、秦の時代にはすでに琵琶や筝(日本でいう琴)笛などは出来ていたのですが、二胡にあたる楽器はありませんでした。二胡の由来についていろいろな説がありますが、その後西洋の影響を受けながら、唐の時代には、今の二胡とかなり近い形の楽器、奚琴(今の韓国のヘグムと同じ字)と呼ばれる楽器が流行していたそうです。それは、今と同じように二本の弦の間から竹で弦をこすって音を出すというものでした。ここに中国伝統楽器「吹く、打つ、弾く、拉く」がそろったのでした。
 宋の時代になり、稽(けい)琴と呼ばれる楽器へ進化、しばらくしてモンゴルから馬の尻尾を使った馬尾胡琴が現れ、その後の二胡、京胡、高胡などへの発展へ大きな影響を与えました。
 その後、清の時代になり、洋琴(今の楊琴)、月琴、三弦、スオナー等多彩な中国楽器が生まれていきました。
(人民音楽出版社の中国民間音楽概論より翻訳)

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胡弓と二胡
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 胡弓とよく呼ばれますが、胡弓という楽器は日本の物で、二胡とは形も種類も違います。胡弓は三味線の形の楽器を弓で擦るもので、弦が三本あり、弓も弦の間に挟まってません。二胡の事は中国胡弓と呼ぶこともあります。


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二胡泥人形

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